Domaine Vi Bourock

ワインと英語にまつわる備忘録です。いつか誰かの役に立つことを祈って。

ワインジャーナリストとセルフブランディング

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最近、名前をよく聞くあるワインジャーナリストがいる。

自身のウェブサイトを運営し世界中を飛び回ってテイスティングした結果をアップしている。

そんな氏のポイントの付け方について常々思うことが。

氏のポイントが他のワインマガジンやワインジャーナリストよりも2-3ポイント高いのである。

独自のポイントだから何点付けようが構わない。

しかし実際に販売者が宣伝をするときに目を引くのは高得点を付与しているテイスターだろう。
誰かの95点よりは98点の評価を宣伝文句としたいとする販売者は多いことだろう。

「おお、このワインは98点の高得点がついているではないか。」
「誰が評価しているんだろう。」

言い方は悪いがセルフ売名行為と言ったような、何か後味の悪いものを感じる。

また氏は高得点をつけたワインのテイスティングツアーを世界中で開いている。(もちろん有料)

ワインがまだお洒落でハイソなものであるという国に出向いて成功しているらしい。

興行収入という意味で。

その国のワイン文化向上とはまた別である。


しかしながら見方を変えれば、ワインで生計を立てる身としては成功している。
セルフ売名行為ではなくセルフブランディング。
商売上手と言えるのだろう。

それにしても、なぜここまで印象を悪くもっているかというと
前述のテイスティングツアーに客として参加した際の
ワイナリースタッフ達のぐったりした表情が忘れられないのである。

人種が違うから、そういう表情を見慣れていないだけだったかもしれないが。

とらわれの身のような
なんとも言えない表情が忘れないのである。